そろばんノート

車検

タイヤ外径の計算

国土交通省の細目告示による速度計の範囲で確かめます。

この内容は2026年10月24日時点のものです。

最終確認日 2026年10月24日

タイヤの外径は「リム径(インチ)× 25.4 + 断面幅 × 偏平率 × 2」で計算でき、205/55R16なら406.4mm+225.5mm=631.9mmです。215/45R17にインチアップすると外径は625.3mmで、差は−6.6mm(−1.0%)、速度計が40km/hのとき実際の速度は約39.6km/hです。

下の計算ツールに今のタイヤと新しいタイヤのサイズを入れると、外径・断面幅の差と、速度計の誤差が保安基準の範囲(40km/h表示で実際30.9〜42.55km/h)に入るかを確かめられます。

タイヤ外径を計算する

サイズは「205/55R16」の形のほか、「205/55/16」「205-55-16」と書いても読み取ります。

入れたサイズは、このページの中だけで計算し、どこにも送信しません。

サイズ表示の読み方

205/55R16の205は断面幅(mm)、55は偏平率(断面の高さが幅の何%か)、Rはラジアル構造、16はリム径(インチ)です。断面の高さは205 × 0.55 = 112.75mmで、外径はリム径の406.4mmに、上下2つ分の断面の高さを足した値になります。この式は、国土交通省の細目告示 別添3の「D=d+2H」と同じ考え方です。

速度計の誤差と保安基準

外径が大きくなると1回転で進む距離が増え、速度計の表示より実際の速度が速くなります。細目告示第148条は、2007年1月1日以降に製作された自動車について、速度計が40km/hを指すときの実際の速度V2が10(V1-6)/11≦V2≦(100/94)V1の範囲に入ることを求めています。計算すると30.91〜42.55km/hで、審査事務規程は31.0km/h以上42.5km/h以下としています。2006年12月31日以前に製作された自動車は上限が10(V1-6)/11≦V2≦(100/90)V1です。

たとえば205/55R16から225/60R16に替えると外径は676.4mmになり、40km/h表示で実際は約42.8km/hと、2007年以降の車では上限を超えます。

外径の許容範囲

外径の差を何%までと定めた保安基準の規定はなく、よく言われる「±3%」などは目安です。車検で見られるのは、速度計の誤差、はみ出し、ほかの部分との干渉、荷重とタイヤの負荷能力です。別添3(2015年10月に削除)は、新品タイヤの外径を設計上の値の0.97倍から1.04倍(ラジアル、断面高さに対して)の範囲としていた。

インチアップで外径をそろえる

インチアップでは、リム径を大きくする分だけ偏平率を下げ、断面幅を少し広げて、外径を元に近づけるのが一般的です。外径をそろえても、幅が広がるとフェンダーやサスペンションに当たらないかの確認がいります。

外径のほかに見ること

タイヤ1本にかかる荷重がタイヤの負荷能力(表示されたロードインデックス)以下であること(審査事務規程7-11)。溝の深さは1.6mm以上(ウエア・インジケータで判定してもよい)。ホイールの寸法の変化はホイールオフセット計算で確かめられます。

よくある質問

外径が何%違うと車検に通りませんか?
外径の差の割合そのものを定めた規定はありません。速度計の誤差が範囲に入るか、はみ出しや干渉がないかなどで判断されます。
スタッドレスタイヤも同じ計算ですか?
サイズ表示が同じなら同じ式で計算できます。実物の外径は銘柄によって少し違います。
外径が小さくなるとどうなりますか?
速度計の表示より実際の速度が遅くなります。2007年以降の車の範囲では、40km/h表示で実際の速度が30.9km/hを下回らなければ範囲内です。

出典と前提

最終確認日 2026年10月24日。このページの数字は、タイヤのサイズとホイールの寸法から計算した設計上の目安です。実際の外径や、はみ出し・干渉の有無は、タイヤの銘柄や車の状態で変わります。車検に通るかどうかは、運輸支局などの検査や依頼する整備工場が判断します。