そろばんノート

車検

ホイールのオフセット(インセット)とは

国土交通省の技術基準と保安基準の細目告示にもとづく説明です。

この内容は2026年10月24日時点のものです。

最終確認日 2026年10月24日

ホイールのオフセット(インセット)は、ホイールを車に取り付ける面とリムの幅の中心との距離で、取付面が中心より外側にあるときをプラスとして、+48のようにmmで表します。数字が大きいほどホイールは車の内側に入り、小さいほど外側に出ます。

国土交通省の軽合金製ディスクホイールの技術基準では、この距離を「インセット」、取付面が中心と同じ位置を「ゼロセット」、内側にある場合を「アウトセット」と呼んでいます。

数字の読み方

ホイールの表示「17×7J +48 5H-114.3」は、リム径17インチ、リム幅7インチ(Jはリムの縁の形の記号)、インセット+48mm、ボルト穴5つ、ボルト穴の中心を通る円の直径(PCD)114.3mmを表します。車に合うかどうかは、リム径・リム幅・インセットに加えて、穴の数とPCD、ハブの径もそろっている必要があります。

表示場所

軽合金製ディスクホイールには、JWLマーク、ホイールサイズ、インセット(ゼロセット・アウトセット)、製造者名などを鋳出しか刻印で表示する(別添2)。多くのホイールでは、スポークの裏側やリムの内側に刻印されています。審査事務規程は、JWL・JWL-Tのマーク、自動車メーカーのマークなどを、ホイールが堅ろうであることを示すものとして扱っている。

オフセットとインセットの呼び方

以前は「オフセット」と呼ぶことが多く、今も販売の場面では使われていますが、国の技術基準の用語はインセットです。同じホイールなら、オフセット+48とインセット+48は同じ意味です。

はみ出しの保安基準

タイヤ、ホイール・キャップなどの回転部分は、車軸の中心を通る鉛直面から前方30°と後方50°の範囲で、その上の車体(フェンダー)の外側から突出していないこと(保安基準第18条第1項第2号、細目告示第178条)。

専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員10人以上、二輪・三輪、被牽引自動車を除く)は、最外側がタイヤとなる部分の外側方向への突出量が10mm未満なら、突出していないものとみなされる。2017年6月22日の改正で、タイヤのラベリングなどの厚みの部分ははみ出しに含まないことが明確にされた。10mm未満の扱いは最外側がタイヤの部分についてのもので、ホイールやナット、キャップなどがはみ出す場合には当てはまらない。

許容範囲の考え方

純正からどれだけインセットを変えてよいかという数字の決まりはなく、はみ出さないことと、サスペンションやブレーキ、フェンダーの内側に当たらないことが条件です。変えたときに縁がどれだけ動くかはホイールオフセット計算で確かめられます。

よくある質問

オフセットとは何ですか?
ホイールの取付面がリムの中心からどれだけずれているかを表す数字で、技術基準ではインセットと呼びます。
車のオフセットはどこで分かりますか?
純正ホイールの刻印や、車の取扱説明書、販売店のカタログで確かめられます。
インセットを小さくするとどうなりますか?
ホイールが外側に出ます。見た目のつらは外に近づきますが、フェンダーからはみ出すと保安基準に合わなくなります。

出典と前提

最終確認日 2026年10月24日。このページの数字は、タイヤのサイズとホイールの寸法から計算した設計上の目安です。実際の外径や、はみ出し・干渉の有無は、タイヤの銘柄や車の状態で変わります。車検に通るかどうかは、運輸支局などの検査や依頼する整備工場が判断します。