ボーナスは何ヶ月分が平均か
ボーナスが月の給与の何か月分にあたるかを、統計の支給率と自分での計算方法から説明します。割る給与によって月数が変わる理由もまとめました。
この内容は2026年10月31日時点のものです。
最終確認日 2026年10月31日
ボーナスの平均は、ふだんの月の給与のおよそ1.08か月分です。厚生労働省の毎月勤労統計調査で、2025年の年末賞与の支給率が1.08か月、2025年の夏季賞与が1.02か月(どちらも5人以上の事業所の平均)でした。夏と冬を合わせると、1年でおよそ2.1か月分です。
この「何か月分」は、どの給与で割るかによって変わります。統計の支給率、自分で計算するときの割り方、会社が「基本給の何か月分」と言うときの意味を順に説明します。
統計の支給率(業種・規模別)
毎月勤労統計調査の支給率は、賞与を支給した事業所ごとに、賞与をきまって支給する給与(残業代などを含む毎月の給与)で割り、その割合を事業所の数で平均したものです。所定内給与(残業代などを除いた給与)で割った割合も出ています(厚生労働省の集計表)。
事業所ごとの割合の平均なので、全体の1人平均支給額を全体の平均給与で割った数とは一致しません。
| 種類と規模 | 1人平均支給額 | 支給率(きまって支給する給与) | 支給率(所定内給与) |
|---|---|---|---|
| 年末(2025年)・5人以上 | 424,889円 | 1.08か月 | 1.14か月 |
| 年末(2025年)・30人以上 | 490,695円 | 1.22か月 | 1.31か月 |
| 夏季(2025年)・5人以上 | 426,337円 | 1.02か月 | 1.08か月 |
| 夏季(2025年)・30人以上 | 496,889円 | 1.17か月 | 1.25か月 |
| 年末・5〜29人 | 296,405円 | 1.05か月 | 1.11か月 |
| 年末・30〜99人 | 390,219円 | 1.21か月 | 1.29か月 |
| 年末・100〜499人 | 481,249円 | 1.25か月 | 1.36か月 |
| 年末・500人以上 | 677,164円 | 1.45か月 | 1.61か月 |
| 年末・500〜999人 | 570,411円 | 1.38か月 | 1.53か月 |
| 年末・1,000人以上 | 783,584円 | 1.63か月 | 1.82か月 |
自分のボーナスが何か月分か計算する
自分のボーナスが何か月分かは、ボーナスの額面を月の給与で割って出します。たとえば月の給与が300,000円でボーナスが450,000円なら、1.5か月分です。
割る数は、何と比べたいかで選びます。基本給(手当を含まない給与)で割ると、会社の「基本給の◯か月分」という言い方と同じになります。所定内給与(基本給と毎月決まった手当)で割ると、統計の所定内給与ベースの支給率と比べられます。残業代も含めた月の給与で割ると、統計のきまって支給する給与ベースの支給率と比べられます。
同じボーナスでも、基本給で割ると大きく、残業代を含めた給与で割ると小さくなります。比べるときは、割る数をそろえることが大切です。
「基本給の何か月分」と言われたとき
会社が「ボーナスは基本給の2か月分」と決めている場合、手当や残業代は計算に入らないため、月の給与で割った割合より少なく見えます。賞与の計算式は、就業規則や賃金規程に書かれていることが多く、業績や評価によって月数を変える会社もあります。
賞与を就業規則で定めるかどうかは会社が決めます。労働基準法は、賞与(臨時の賃金等)について定めをする場合には、就業規則に書くよう求めています(労働基準法 第89条第4号)。
1年分で見ると何か月分か
厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和7年)では、一般労働者の1年分の賞与(年間賞与その他特別給与額)は平均101.0万円で、月の給与(きまって支給する現金給与額)37.0万円の2.72か月にあたります(厚生労働省)。年代ごとの数字は年代別のページにあります。この2.72か月が毎月勤労統計調査の夏と冬の合計2.1か月分より多いのは、対象がパートなどの短時間労働者を除いた10人以上の民間の事業所の一般労働者に限られ、事業所ごとの割合の平均ではなく全体の平均賞与を平均の月の給与で割った数字だからです(年代別のボーナスの平均)。
国税庁の民間給与実態統計調査は、平均賞与を平均給料・手当で割った「賞与割合」を18.2%としています。月数にすると、12か月分の給与の2.2か月分ほどです。
よくある質問
- 公務員のボーナスは何か月分ですか?
- 国家公務員は人事院勧告で年間4.7月分(6月と12月の合計)とする案が出ています。詳しくは公務員のボーナスのページで説明しています。
- 何か月分なら平均より多いと言えますか?
- 統計の支給率と比べるなら、残業代を含めた月の給与で割って、年末賞与は1.08か月、夏季賞与は1.02か月より多いかどうかが目安です。業種と規模でも大きく変わります。
出典と前提
最終確認日 2026年10月31日。このページの数字は公的統計の平均で、勤め先の賞与の額を決めるものではありません。賞与の額や支給の有無は、勤め先の就業規則や労働協約、会社の業績、本人の評価で決まります。手取りは、社会保険料と所得税を引いた額で、このサイトのボーナスの手取り計算で確かめられます。
- 厚生労働省 毎月勤労統計調査「令和7年年末賞与の支給状況」(2026-04-08公表)
- 厚生労働省 毎月勤労統計調査「令和7年夏季賞与の支給状況」(2025-11-06公表)
- 厚生労働省 令和7年年末賞与 特別集計の表(Excel)
- 厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」一般労働者 第1表 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(民営事業所、産業計、企業規模計(10人以上))(e-Stat)
- 国税庁「民間給与実態統計調査(国税庁)」(令和8年9月(調査結果報告の表紙日付))
- 労働基準法(e-Gov法令検索)
- 厚生労働省 毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査) 用語の解説