電子レンジ(インバーター機、消費電力1,400W)を1分使うと、電気代は約0.72円です。温め直し1回を2分とすると約1.44円、1日10分を30日使うと217円です(31円/kWh)。
1,400W ÷ 1,000 ÷ 60分 × 31円で、1分あたりの金額になります。仕様表の消費電力は最大の値なので、ここでの金額は上限に近い目安です。
| 機種 | 消費電力 | 1分 | 温め直し1回(2分) |
|---|---|---|---|
| インバーター機(最大1,400W) | 1,400W | 0.72円 | 1.44円 |
| 50Hz・出力500Wの機種 | 950W | 0.49円 | 0.98円 |
| 60Hz・出力600〜650Wの機種 | 1,300W | 0.67円 | 1.34円 |
500Wと600Wの違い(消費電力は出力より大きい)
500W・600Wといった数字は、食品に加える電波の強さ(高周波出力)で、コンセントから使う電力(消費電力)ではありません。インバーターでない単機能の機種では、50Hzで出力500Wのとき消費電力が900〜950W、60Hzで出力600〜650Wのとき1,200〜1,300Wと書かれています。
インバーター機の仕様表は、消費電力を1,400〜1,450Wとひとつだけ書いていて、出力ごとの消費電力は載っていません。1,000Wのような高い出力は短い時間だけ使える機能で、続けて使える定格の出力は600Wと説明している機種もあります。
1年間の電気代の目安
電子レンジには、決められた使い方で計算した年間消費電力量が表示されています。現行機の仕様では57.0〜73.4kWh/年で、31円/kWhなら年1,767〜2,275円ほどです。
毎日10分の温め直しを1年続けると、1,400Wの上限で約2,604円になり、表示の年間消費電力量から出した金額より多くなります。表示は決められた使い方での量なので、自分の使い方で比べるときは、使う分数から計算します。
省エネ性能カタログ2025年版は、この年間消費電力量をオーブン機能の年間31回の使用と年間6,400時間の待機を含めて計算するとしています(省エネ性能カタログ)。カタログの目安電気料金は1kWhあたり27円で計算されているため、このページの31円の金額とは違いが出ます。
下ごしらえはガスより少なく済むことがある
資源エネルギー庁は、ほうれん草やキャベツなどの葉菜100gを、1Lの水で煮る場合と電子レンジで下ごしらえする場合を、毎日1回・1年で比べています。ガスコンロはガス8.32m³・約1,350円、電子レンジは電気13.21kWh・約410円で、差は約940円です(資源エネルギー庁)。
安く使う
- 野菜の下ごしらえは、鍋でゆでるかわりに電子レンジを使う
- ラップやふたで水分を逃がさず、温めすぎない時間に設定する
- ごはんは炊飯器で長く保温せず、食べるときに温め直す(保温は4時間までが目安)
よくある質問
- 500Wと600W、どちらで温めると電気代が安いですか?
- 高い出力ほど温まる時間は短くなり、出力ごとの消費電力はメーカーが公表していないため、どちらが安いかは一概にいえません。食品の表示どおりの出力と時間で温めるのが目安です。
- オーブン機能を使うといくらですか?
- オーブンの消費電力は1,150〜1,430Wほどです。1,400Wで30分なら0.7kWhで、約22円が上限の目安です。
- 待機電力はかかりますか?
- 年間消費電力量には待機の分も含まれています。使わない時期が長いときは、取扱説明書を見て電源プラグを抜くかどうかを決めます。
計算の前提と出典
最終確認日 2026年10月17日。金額は、消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間 × 単価 の計算式と、ページに書いた条件で出した目安です。実際の電気代は、家電の使い方、部屋の条件、契約している料金プランの単価で変わります。このページは、特定の家電や電力会社をすすめるものではありません。