そろばんノート

子どものお小遣いの相場・平均

小学生・中学生・高校生のお小遣いの月額を、公的な調査の平均値と中央値で学年ごとに並べ、渡し方や使いみちとあわせてまとめました。数字にはすべて調査の年を添えています。

この内容は2026年10月23日時点のものです。

最終確認日 2026年10月23日

学年ごとにまとめた公的な調査で最新なのは、金融広報中央委員会の2015年度の調査です。月に1回お小遣いをもらう小学生の中央値は、低学年と中学年で500円、高学年で1,000円、もらっている中学生は2,000円、高校生は5,000円でした(2015年度調査)。高校1年生だけは2023年の調査があり、平均値は4,787円、中央値は5,000円です。もらった額を書きとめるには、お小遣い帳の無料テンプレートが使えます。

学年別のお小遣いの月額(公的な調査)

表は、金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)」の2015年度調査の数字です。全国290校の小学生・中学生・高校生、合わせて50,149人が、2015年12月から2016年3月にかけて学校で無記名で答えました。小学生は、月に1回決まってもらう人と、ときどきもらう人を分けて集計していて、表は月に1回もらう人の金額です。中学生と高校生は、定期的にもらう人と必要なときにもらう人をあわせた、1か月のおおよその額です。

学年(2015年度調査)平均値中央値最頻値回答した人数
小学生 低学年
月に1回もらう人
1,004円500円500円4,172人
小学生 中学年
月に1回もらう人
864円500円500円5,200人
小学生 高学年
月に1回もらう人
1,085円1,000円500円6,957人
中学生
1か月の額
2,536円2,000円1,000円13,131人
高校生
1か月の額
5,114円5,000円5,000円20,689人

小学生の回答した人数は、その学年の調査に参加した人数で、金額はそのうち月に1回もらうと答えた人の回答から出ています。

学年(2015年度調査)平均値中央値最頻値
小学生 低学年1,004円163円100円
小学生 中学年923円300円100円
小学生 高学年1,246円500円1,000円

上の表は、2015年度調査で、お小遣いを「ときどき」もらう小学生の1回あたりの金額です。月に1回の額とは数え方が違うので、並べてくらべるときは注意が要ります。

高校1年生の新しい調査(2023年)

同じ委員会の「15歳のお金とくらしに関する知識・行動調査2023年」は、全国の高校1年生3,000人にインターネットで聞いた調査で、2023年6月から7月に行われました。

報告書は、2015年度の高校1年生から3年生の平均値とくらべ、回答者の学年の構成が違うことや、中央値と最頻値が変わっていないことから、高校1年生のお小遣いの額に大きな変化はないとみています。小学生と中学生については、2015年度より新しい公的な調査は見つかりませんでした。

学年(2023年調査)平均値中央値最頻値回答した人数
高校1年生4,787円5,000円5,000円3,000人

平均値と中央値が違うわけ

平均値は、全員の金額を足して人数で割った値です。たとえば小学生の低学年では、月に1回もらう人の平均値が1,004円なのに、中央値は500円です(2015年度調査)。ごく一部に多くもらう子がいると、その分だけ平均値が引き上げられるためです。

中央値は、金額の順に並べたときにちょうど真ん中にくる人の額で、最頻値は、いちばん多くの人が答えた額です。「まわりの子がだいたいいくらか」を知りたいときは、平均値より中央値や最頻値のほうが、実感に近いことが多いといえます。

渡し方(定額・必要なとき・お手伝い)

一般的には、毎月や毎週など決まった日に決まった額を渡す「定額」、買いたいものがあるときにその都度渡す「必要なとき」、お手伝いをしたらその分を渡す「お手伝いに応じて」の3つがあり、組み合わせる家庭もあります。

2015年度調査では、小学生の低学年は「ときどき」もらう人が57.3%で最も多く、高学年になると「月に1回」が45.0%で最も多くなります。中学生と高校生は、定期的にもらう人が6割近くです。2023年の高校1年生の調査では、お手伝いなどでもらう人は2.3%でした。

学年定期的に(小学生は月に1回)必要なとき(小学生はときどき)お手伝いなどで
小学生 低学年13.4%57.3%(項目なし)
小学生 中学年32.1%47.8%(項目なし)
小学生 高学年45.0%38.3%(項目なし)
中学生58.2%25.0%定期的にもらう人のうち14.9%
高校生57.1%23.8%定期的にもらう人のうち8.8%
高校1年生(2023年調査)61.2%25.9%2.3%

2015年度の中学生・高校生は「お手伝いでもらう」という答えの選び方がなく、表には、定期的にもらう人のうち家の仕事をすることがもらう前提になっている人の割合を入れています。定額は、限られたお金の中でやりくりする練習になりやすく、必要なときに渡す方法は、何にいくら使ったかを親が把握しやすいという違いがあります。

何に使っているか

2015年度調査で、お小遣いの使いみちとして多かったものを学年ごとに3つずつ並べました。かっこの中は、その学年の回答者のうち、その使いみちを選んだ人の割合です。小学生はおかしやジュース、ゲームやおもちゃが中心で、中学生と高校生になると友達との外食や軽食、休日に出かけるときの交通費のように、人づきあいに使うお金が増えていきます。

学年(2015年度調査)1位2位3位
小学生 低学年おかしやジュース(36%)おもちゃなど(32%)ゲームをする(32%)
小学生 中学年おかしやジュース(42%)ゲームソフトやおもちゃ類(35%)ゲームをする(30%)
小学生 高学年おかしやジュース(50%)ゲームソフトやおもちゃ類(42%)まんが(42%)
中学生友達との外食・軽食代(77%)おやつなどの飲食物(77%)友達へのプレゼント(71%)
高校生友達との外食・軽食代(89%)おやつなどの飲食物(88%)休日に遊びにいくときの交通費(79%)

金額を上げるタイミング

一般的には、学年が上がったときや、中学校・高校に進学したときに、渡し方と金額を見直す家庭が多いといわれます。部活の帰りの飲み物、友達と出かけるときの交通費のように、子どもが自分で払う物が増えたときも見直しの機会になります。

2015年度調査で、お小遣いが「よく」または「ときどき」足りなくなると答えた人は、中学生で54.0%、高校生で64.6%でした。足りなくなったときにいちばん多い対応は、中学生・高校生とも「次のお小遣いまでがまんし、節約する」でした。

金額を上げるときは、何の費用までをお小遣いでまかなうかを一緒に決めておくと、あとで追加を頼まれたときに話し合いやすくなります。お小遣い帳の記録があれば、何にいくら足りなかったのかを数字で見ながら決められます。

お年玉の金額と使い方

2015年度調査では、お年玉の総額は、小学生の低学年で「10,000円くらい」、中学年と高学年で「10,000〜19,999円」が最も多く、中学生と高校生では「10,000〜50,000円未満」が6割強でした。2023年の高校1年生の調査では、その年のお年玉の合計の平均値が32,853円、中央値が30,000円です。

もらったお年玉は、小学生では銀行や郵便局に貯金するという答えが多く、中学生と高校生ではお小遣いとして自分で管理し、足りない分にあてるという答えが多くなっていました(2015年度調査)。年齢ごとのお年玉の相場と渡し方は、しきたりノートの「お年玉の相場」と「お年玉のマナー」にまとめています。

お小遣い帳のつけ方

2015年度調査で、お小遣い帳をつけていると答えた小学生は低学年で19.6%、中学年で24.1%、高学年で21.8%でした。中学生は75.6%、高校生は81.9%が「全然つけない」と答えています。2023年の高校1年生では、つけている人は16.3%で、そのうち専用の冊子が57.8%、アプリやソフトが35.7%でした。

一般的には、もらったときと使ったときに毎回書く、月の終わりに財布の中のお金を数えて残りと比べる、お年玉のような大きなお金は別に書く、という3つを決めておくと続けやすくなります。お小遣い帳の無料テンプレートには、ひらがなの子ども用、費目のある小学生・中学生用、大人用があり、手書き用のPDFも印刷できます。家族全体のお金の流れは、家計簿の始め方と家計簿のテンプレートで同じように記録できます。

よくある質問

お小遣いは何歳から渡す家庭が多いですか?
2015年度調査では、小学生の低学年ですでに72.9%がお小遣いをもらっていると答えていて、中学年・高学年もほぼ同じ割合でした。ただし低学年は、ときどきもらう子が多数です。始める時期に決まりはなく、数の計算ができて、自分で買い物をする機会が出てきたころが一つのきっかけになります。
小学生と中学生で、相場はどのくらい違いますか?
2015年度調査の中央値でくらべると、月に1回もらう小学生の高学年が1,000円、もらっている中学生が2,000円、高校生が5,000円です。中学生になると友達と出かける費用などが加わるため、上がり方が大きくなります。
調査が2015年度と古いのはなぜですか?
学年ごとにお小遣いの額を聞いた公的な調査は、2015年度の第3回が最後で、この委員会の業務は2024年に金融経済教育推進機構(J-FLEC)に移りました。高校1年生については2023年の調査があり、報告書は額に大きな変化はないとみています。民間の会社が行った調査もありますが、対象の人数や聞き方が違うため、このページの表には入れていません。
お手伝いの代わりにお小遣いを渡すのはよくないですか?
どちらが正しいということはなく、家庭の考え方で決めてかまいません。一般的には、毎月の定額と、特別なお手伝いをしたときの分を分けて考える家庭もあります。2023年の高校1年生の調査では、お手伝いなどでもらう人は少数でした。

出典と前提

最終確認日 2026年10月23日。公的な調査の結果をもとにした一般的な情報です。お小遣いの金額や渡し方に決まりはなく、家庭ごとに決めてかまいません。調査の数字は、調査の年の回答者の平均や中央値で、いまの金額の正解を示すものではありません。