そろばんノート

奨学金の返還と手続き

奨学金の一括返還

一括返還はスカラネット・パーソナルで全額繰上返還を申し込み、その月の27日に口座から引き落とされます。第二種は残りの回の利子がかからず、返還が始まったあとなら据置期間利息だけは減りません。

この情報は2026年10月18日時点のものです。

最終確認日 2026年10月18日

手続きの流れ

一括返還は、残っている奨学金をすべて繰り上げて返す手続きで、機構では全額繰上返還と呼びます。手続きは一部の繰上返還と同じ申込みで、スカラネット・パーソナルから申し込みます。

スカラネット・パーソナルでの申込みは、繰り上げたい月の前月中旬から当月中旬までで、引き落としはその月の振替日(原則27日、金融機関の休業日は翌営業日)です。申込内容と明細はスカラネット・パーソナルの画面で確かめ、振替日までに口座へその額を入れておきます。

スカラネット・パーソナルが使えない場合は、繰上返還申込書を郵送します。郵送の受付は、繰り上げたい月の4か月前の振替日の翌日から1か月前の振替日までなので、ネットより早めに動く必要があります。全額を返し終えると、おおむね1か月から1か月半後に「奨学金返還完了のお知らせ」が届きます。

いつ払うと利息がいくら減るか

第二種240万円を年3.000%、180回で返す例で、一括返還をする月ごとに払う額と、かからなくなる利子を並べました。1回目の返還月にあたる2027年10月に一括で返すと、180回分の利子がまるごとかかりません。

一括で払う額には、残りの元金のほかに、残りの回に割り振られていた据置期間利息が含まれます。返還が始まってから繰り上げる場合、据置期間利息(この例では35,309円)は減らない利子です。

一括で返す月それまでの返還一括で払う額かからなくなる利子
2027年10月0回2,435,309円583,242円
2029年10月24回2,169,410円446,685円
2032年10月60回1,740,007円272,404円
2035年10月96回1,270,881円137,846円
2039年10月144回577,083円26,732円

一括と一部の繰上の違い

一部の繰上返還は、上限の金額か回数を決めて、次に来る割賦金の何回分かを前倒しで返します。返還期間が短くなるだけで、翌月からはこれまでどおりの額を返します。一括返還は残りをすべて返すので、その月で返還が終わります。

機関保証を選んでいる人は、一括返還や一部繰上で返還期間が短くなって返還が終わったとき、保証料の一部が保証機関から戻ることがあります。戻る額と手続きは、保証機関の案内で確かめます。

3月に貸与が終わる卒業生は、その3月から全額を繰り上げられます。2027年3月に卒業する人の場合、3月の繰上返還はスカラネット・パーソナルで2027年3月2日から16日午前1時まで申し込み、引き落としは3月29日です。

よくある質問

申込みから引き落としまで何日かかりますか?
スカラネット・パーソナルの場合、前月中旬から当月中旬に申し込み、その月の振替日に引き落とされます。月の中旬に申し込むと、引き落としまではおおむね10日から2週間です。郵送の場合は希望月の1か月前の振替日までに届いている必要があります。
一括で返すと利息はゼロになりますか?
第二種の場合、繰り上げた回にかかるはずだった利子はかかりませんが、据置期間利息はかかります。据置期間中(3月に貸与が終わった人なら4月から9月)に繰り上げると、その月の振替日までに元金について生じた利子がかかり、貸与が終わる3月のうちに繰り上げると利子はかかりません。
一括返還したら証明書はもらえますか?
返還が終わると完了のお知らせが届きます。住宅ローンなどで返還した金額の証明が必要な場合は、返還完了後5年以内なら、奨学金返還証明書や奨学金返還額証明書の発行を申し込めます。

出典と計算の前提

最終確認日 2026年10月18日。金額は、日本学生支援機構の返還の決まりをこのページに書いたとおりに計算した目安で、実際の金額は機構から届く通知が正式です。このページは一般的な情報で、個別の判定は日本学生支援機構の審査と、機構の奨学金相談センターや在学している学校の奨学金窓口で確かめてください。