そろばんノート

電気代の計算と目安

再エネ賦課金とは(2026年度の単価と月の負担)

単価と内訳は経済産業省の2026年3月19日の公表、過去の単価は東京電力の一覧による。

最終確認日 2026年10月17日

再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)は、電気を使う人が使用量に応じて負担する全国一律の単価で、2026年度は1kWhあたり4.18円です。2026年5月検針分から2027年4月検針分の電気料金に使われ、1か月に400kWhを使う家庭なら1,672円、年間で20,064円になります(経済産業省 2026年3月19日)。

1か月の使用量1か月の賦課金12か月分
100kWh418円5,016円
200kWh836円10,032円
260kWh1,086円13,032円
300kWh1,254円15,048円
400kWh1,672円20,064円
500kWh2,090円25,080円

何のためのお金か

太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電気は、固定価格買取制度(FIT)などで電力会社が買い取っています。その買取りにかかる費用を、電気の使用量に応じて全員で分けて負担するのが再エネ賦課金です。集めた賦課金は、電力広域的運営推進機関がいったん回収したうえで、買取費用に応じて各電力会社に交付される仕組みです(東京電力エナジーパートナー)。

単価の決まり方

単価は毎年度、その年度が始まる前に、再エネ特措法で定められた算定方法に沿って経済産業大臣が決めます。買取費用等から、電力会社が再エネの電気を買ったことで支払わずに済んだ費用(回避可能費用等)を引き、販売電力量で割るのが基本の考え方です。2026年度の想定は、買取費用等4兆8,507億円、回避可能費用等1兆6,495億円、販売電力量7,665億kWhで、この3つから計算すると1kWhあたり約4.18円になります。

回避可能費用は卸電力市場の価格に連動して計算されるため、市場価格が高い時期には回避可能費用が大きくなり、賦課金の単価を下げる方向に働きます。2023年度の1.40円のように、前の年度より大きく下がった年もありました。

これまでの単価の推移

制度が始まった2012年度は0.22円で、買い取る発電設備が増えるにつれて上がり、2025年度は3.98円、2026年度は4.18円です(東京電力の過去の単価一覧)。毎年5月分の電気料金から新しい単価に切り替わります。

年度(5月分から翌年4月分)1kWhあたり
2012年度0.22円
2013年度0.35円
2014年度0.75円
2015年度1.58円
2016年度2.25円
2017年度2.64円
2018年度2.90円
2019年度2.95円
2020年度2.98円
2021年度3.36円
2022年度3.45円
2023年度1.40円
2024年度3.49円
2025年度3.98円
2026年度4.18円

請求書での見え方

検針票や明細では「再エネ発電賦課金」などの名前で、電力量料金とは別の行に出ます。金額は使用量に単価をかけ、円未満を切り捨てた額です。新電力と契約していても単価は同じで、使用量が同じなら賦課金の額も同じになります。

電気を多く使う事業者には、国の認定を受けて賦課金が減免される制度があります。事業を営む者が対象で、使用量の基準も決められています。

よくある質問

再エネ賦課金は電力会社を変えると安くなりますか?
いいえ。全国一律の単価なので、どの小売電気事業者と契約しても1kWhあたりの額は同じです。減らせるのは使用量の分だけです。
2027年度の単価はいつわかりますか?
例年3月に経済産業省が公表し、5月検針分から使われます。2026年度の単価は2026年3月19日に公表されました。
太陽光発電を付けていると払わなくてよいのですか?
電力会社から買った電気の使用量にかかります。自家消費した電気の分はかかりませんが、買った分には同じ単価がかかります。

計算の前提と出典

最終確認日 2026年10月17日。金額は、消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間 × 単価 の計算式と、ページに書いた条件で出した目安です。実際の電気代は、家電の使い方、部屋の条件、契約している料金プランの単価で変わります。このページは、特定の家電や電力会社をすすめるものではありません。