そろばんノート

介護保険料のしくみ

介護保険料は40歳のいつから引かれるか

介護保険料は、40歳の誕生日の前日が属する月の分からかかり、会社員の給与からは原則としてその翌月に引かれます。1日生まれの人は誕生日の前日が前の月の末日になるので、誕生月の前月の分から始まります。

この料率は2026年10月18日時点のものです。

最終確認日 2026年10月18日

「40歳に達したとき」は誕生日の前日

介護保険法は、医療保険に入っている人が40歳に達したときに第2号被保険者の資格を取ると定めています。協会けんぽの説明では、40歳に達したときとは40歳の誕生日の前日のことで、その日が属する月から介護保険料がかかります。

誕生日が2日から月末までの人は、前日も同じ月なので、誕生月の分からです。1日生まれの人だけは前日が前の月の末日になり、誕生月の前月の分から始まります。協会けんぽ茨城支部も、5月1日生まれは4月分から、5月2日生まれは5月分からという例を出しています。

生年月日40歳に達する日介護保険料がかかる最初の月給与から引かれる月(原則)
1986年5月1日2026年4月30日2026年4月分2026年5月の給与
1986年5月2日2026年5月1日2026年5月分2026年6月の給与
1986年5月31日2026年5月30日2026年5月分2026年6月の給与
1986年6月1日2026年5月31日2026年5月分2026年6月の給与
1987年1月1日2026年12月31日2026年12月分2027年1月の給与
1987年3月1日2027年2月28日2027年2月分2027年3月の給与

給与明細に出るのは翌月の給与

協会けんぽは、ある月の分の保険料を翌月に会社へ請求します。健康保険法167条は、会社が前月分の保険料を給与から引けると定めているので、介護保険料が最初に引かれるのは、原則として、かかり始めた月の翌月に支払われる給与です。

給与の締め日と支払日の決め方で、明細のどの回に最初の介護保険料が載るかの見え方は会社ごとに違います。明細によっては健康保険料と介護保険料が1つの欄にまとめて書かれているので、40歳になった前後の明細を並べて、健康保険の欄の金額が増えたかで確かめる方法もあります。

賞与の介護保険料は、賞与を受けた月に第2号被保険者であればかかり、その賞与から引かれます。40歳に達した月に賞与が出た人は、その賞与から介護保険料が引かれます。月の途中で40歳になっても日割りはなく、その月の1か月分です。

国民健康保険に入っている40〜64歳

自営業やフリーランス、退職して国民健康保険に入っている人は、国保料(税)の中の介護分として納めます。東京23区の令和8年度の介護分は、所得割が前年の総所得金額等から43万円を引いた額の2.43%、均等割が1人17,800円、上限は年170,000円です。

たとえば東京23区に住む40歳の単身者で、前年の所得が300万円なら、所得割62,451円と均等割17,800円で介護分は年80,251円です。所得150万円の50歳なら年43,801円になります。国保料は世帯主に通知され、介護分は世帯の40〜64歳の人の所得と人数で計算されます。

扶養されている配偶者

会社員に扶養されている40〜64歳の配偶者も第2号被保険者ですが、自分で介護保険料を納める必要はありません。扶養する人が健康保険組合に入っていて40歳未満や65歳以上の場合は、組合の規約によってその人に介護保険料がかかることがあります。

よくある質問

健康保険組合でも始まる月は同じですか?
同じです。始まる月は介護保険法と協会けんぽ・健康保険組合に共通の年齢の数え方で決まります。違うのは介護保険料率で、健康保険組合と共済組合はそれぞれが率を決めています。
40歳になったのに給与から引かれていないときは?
40歳に達した月の翌月の給与から引かれていなければ、会社の給与の担当部署に確かめます。会社は前月分の保険料を給与から引くので、明細に書かれた月と保険料の月を合わせて確かめます。
介護保険に入る手続きは要りますか?
要りません。40歳に達すると、入っている健康保険が健康保険料と合わせて介護保険料を計算します。国民健康保険の人も、市区町村が国保料に介護分を加えて通知します。

出典と計算の前提

最終確認日 2026年10月18日。金額は、このページに書いた決まりで計算した目安です。実際の保険料は、会社員は給与明細と会社の担当部署、65歳以上は市区町村から届く介護保険料の決定通知書が正式です。このページは一般的な情報で、個別の保険料や手続きは、加入している健康保険(協会けんぽ・健康保険組合・共済組合)と、お住まいの市区町村の介護保険の窓口で確かめてください。