車検に合格すると、検査標章(車検シール)が交付されます。2023年7月3日から、表示の位置が「前方かつ運転者席から見やすい位置」に変わり、国土交通省は、運転者席側の上部で、車両の中心からできるだけ遠い位置に貼るよう案内しています。右ハンドルの車なら、前面ガラスの右上です(国土交通省)。それまでは前面ガラスの中央上部(ルームミラーの裏あたり)でした。
貼り方の手順
ガラスの貼る場所の汚れと水気をふき取り、シールの台紙をはがして、数字が書かれた面が車の外から読める向きで貼ります。ワイパーの動く範囲や、運転の視界をさまたげない位置にし、ガラスの黒い点々の部分(セラミックライン)を避けると、はがれにくくなります。
店で車検を受けた場合は、店が新しいシールに貼り替えて納車することが多くあります。自分で貼る場合は、古いシールを先にはがしてから新しいシールを貼ります。
貼っていないとどうなる
検査標章は、有効期間の満了日を外から確かめるためのもので、表示しないで運転すると道路運送車両法第66条の違反として、第109条で50万円以下の罰金の対象になります。新しい車検証を受け取ったら、その日のうちに貼り替えます。
はがれた・なくしたとき
シールがはがれてなくした場合や、ガラスの交換で失った場合は、運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)で再交付を受けられます。車検証と本人確認書類を持って窓口で申請し、手数料は400円(2026年4月から)です。
貼る位置が変わった理由
国土交通省は、検査標章の位置を変えた目的を、無車検運行の防止としています。運転者席側の上部に貼ると、運転する人が日ごろから満了の年と月を目にしやすくなり、車検切れに気づきやすくなります。前方の歩行者や車から見ても、満了の時期がわかりやすい位置です。
検査標章の表側には満了する年と月が大きく、裏側には満了の日が表示されています。貼った後に、車の外から年と月が読めるか、車内から日付が読めるかを確かめます。運転者の視野をさまたげる場合は、視野をさまたげない、前方かつ運転者席から見やすい位置に貼ります。
古いシールのはがし方
古い検査標章は、ドライヤーで温めると粘着がやわらかくなり、はがしやすくなります。残った糊は、ガラス用のクリーナーで落とします。カッターの刃を使う場合は、ガラスや熱線を傷つけないように気をつけます。
店で車検を受けたとき
店で車検を受けた場合は、新しい検査標章が貼られた状態で車が戻ってくるのが一般的です。受け取ったときに、位置と表示の年月が新しいものになっているかを確かめます。古い標章が残っていないかも見ておきます。前面ガラスを交換した後は、標章の再交付を受けるか、交換した店に貼り直しを頼みます。
よくある質問
- 古いシールを貼ったままでもいいですか?
- 新しい検査標章に貼り替えます。古いシールは、はがしておきます。
- 左ハンドルの車はどこに貼りますか?
- 運転者席から見やすい位置なので、左ハンドルなら左上が目安です。
計算の前提と出典
最終確認日 2026年10月15日。ここに出る金額と日付は、公表されている税額表・保険料表・手数料と法令の定めで出した目安です。実際の金額と手続きの扱いは、運輸支局・軽自動車検査協会・都道府県・市区町村と、依頼する店が決めます。このページは、個別の車の検査の合否や税額を判断するものではありません。