年末調整の書き方 わかりやすく(令和8年分)
国税庁の令和8年分の様式と記載例による説明。様式そのものは国税庁のものを使ってください。
最終確認日 2026年10月14日
令和8年分の年末調整で勤務先に出す申告書は、一般的には「扶養控除等(異動)申告書」「基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 特定親族特別控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書」「保険料控除申告書」の3枚で、2年目以降の住宅ローン控除を受ける人は「住宅借入金等特別控除申告書」を加えた4枚です。様式と記載例は国税庁のページにあります(国税庁)。このページでは、各申告書を上から順に、どこに何を書くかをまとめます。
1枚目: 扶養控除等(異動)申告書
いちばん上に、勤務先の名称、あなたの氏名、マイナンバー、住所、生年月日を書きます。この申告書は令和9年分を年末調整の時期に一緒に出すことも多いので、どちらの年分かを確かめます(令和8年分の様式、記載例)。
「源泉控除対象配偶者」の欄には、配偶者の合計所得金額の見込みが95万円以下(あなたの合計所得900万円以下)の場合に配偶者を書きます。「控除対象扶養親族」の欄には、16歳以上で合計所得金額が62万円以下(給与だけなら136万円以下)の家族を書き、19歳以上23歳未満は特定扶養親族、70歳以上は老人扶養親族に印を付けます。16歳未満の子は、下の「住民税に関する事項」の欄に書きます。障害者、寡婦、ひとり親、勤労学生に当てはまる人は、該当する欄に印を付けます。
2枚目: 基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 特定親族特別控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書
左側の基礎控除申告書で、あなたの給与収入の見込みから給与所得を出し、ほかの所得と合わせて「合計所得金額の見積額」を書きます。給与だけで年400万円なら、給与所得は2,760,000円、基礎控除は1,040,000円、区分ⅠはAです。基礎控除申告書の計算ツールで、書く数字をまとめて出せます(様式、記載例)。
右側の配偶者控除等申告書には、配偶者の合計所得金額の見積額と生年月日を書き、区分Ⅱ(①〜④)を判定して控除額を書きます。配偶者の給与が100万円なら合計所得は260,000円で区分Ⅱは②、配偶者控除は380,000円です。下の欄は、19〜22歳の子などの特定親族特別控除と、給与が850万円を超える人の所得金額調整控除で、当てはまる人だけが書きます。
3枚目: 保険料控除申告書
生命保険料控除の欄には、保険会社から届いた控除証明書を見ながら、保険会社の名称、保険の種類、契約者と受取人、新契約か旧契約か、本年中に払った保険料(証明書の「申告額」)を書き、一般・介護医療・個人年金ごとに計算式で控除額を出します。地震保険料控除の欄には地震保険料(最高5万円)を書きます(様式、記載例)。
社会保険料控除の欄には、国民年金保険料や国民健康保険料など、給与から引かれたもの以外で本人が払った社会保険料を書き、国民年金保険料は控除証明書を添付します。小規模企業共済等掛金控除の欄には、給与から引かれていないiDeCoの掛金を書き、払込証明書を添付します。
4枚目: 住宅借入金等特別控除申告書(2年目以降の人)
住宅ローン控除の2年目以降の人は、税務署から送られてくる申告書(残りの年数分)に、金融機関から届く年末残高等証明書の残高を書き写して控除額を計算し、証明書と一緒に出します。最初の年は年末調整ではできず、確定申告が必要です。
よくある質問
- 申告書の書き方がわからないときは?
- 勤務先の担当者に聞くか、国税庁の記載例と年末調整のしかたで確かめます。電子申告(年末調整ソフト)を使う勤務先では、画面の案内に沿って入力します。
- 前の年と同じでよい欄はありますか?
- 扶養する家族や保険の契約が変わっていなければ、同じ内容を書きます。ただし、令和8年分は扶養や配偶者の所得の上限が変わったため、家族の所得の見込みは今年の基準で確かめます。
計算の前提と出典
最終確認日 2026年10月14日。ここに出る金額は、公表されている計算式と令和8年分の税額表で出した目安です。実際の還付・追徴と源泉徴収票の金額は、勤務先が行う年末調整の結果で決まります。申告書には、事実のとおりに記入してください。このページは、どなたかの税額や控除の可否を判断するものではありません。