そろばんノート

職業別の平均年収

消防士の平均年収

消防士の年収を、総務省の地方公務員給与の実態(令和7年)の消防職の数字から推計しました。

この内容は2026年10月31日時点のものです。

最終確認日 2026年10月31日

消防士(地方公務員の消防職)の年収は、総務省の「令和7年 地方公務員給与実態調査(地方公務員給与の実態)」から推計すると681.3万円です。令和7年4月の平均給与月額426,274円の12か月分に、令和6年度の期末・勤勉手当1,697,349円を足した額です。

消防士の平均年齢は38.9歳、職員数は165,253人で、年収の推計は一般行政職の667.0万円より14.2万円高くなっています。

消防職一般行政職地方公務員の全職種
年収(推計)681.3万円667.0万円689.0万円
平均給与月額426,274円413,968円428,589円
うち給料320,449円326,911円339,616円
うち諸手当105,825円87,057円88,973円
期末手当(年額)922,045円917,513円944,986円
勤勉手当(年額)775,304円785,157円802,404円
平均年齢38.9歳42.0歳41.8歳
職員数165,253人881,517人2,811,519人

地方公務員の年収(推計) = 平均給与月額 × 12 + 期末・勤勉手当(1人当たりの年額)

平均給与月額は令和7年4月分の給料と諸手当(時間外勤務手当などの4月の実績と通勤手当を含み、期末・勤勉手当と寒冷地手当は含まない)。期末・勤勉手当は令和6年度に支給された1人当たりの年額。総務省は職種別の年収を公表していないため、このサイトで推計しています。

民間の全職種の平均(厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」、一般労働者・男女計): 年収545.6万円(きまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額)、月の給与370,500円、平均年齢44.4歳

消防士の給料と諸手当

消防士の平均給与月額426,274円のうち、給料は320,449円、諸手当は105,825円で、諸手当の割合は24.8%です(一般行政職は21.0%)。消防署の勤務は、24時間の当務と非番などを繰り返す交替制が多く、夜間の勤務や出動に対する手当が諸手当に入ります。

消防士の諸手当には、時間外勤務手当(4月の実績)と通勤手当も含まれます。総務省の職種別の表は年齢別に分かれていないため、このページでは消防職全体の平均年齢だけを載せています。

消防士のボーナス(期末・勤勉手当)

消防士の令和6年度の期末・勤勉手当は1人当たり1,697,349円(期末手当922,045円、勤勉手当775,304円)で、令和7年4月の平均給与月額の4.0か月分にあたります。

消防士を含む地方公務員の期末・勤勉手当は、令和6年度に全1,766団体のうち1,679団体が国と同じ年4.6月分でした。消防士の月数の目安になる国家公務員の年間支給月数は現行4.65月分で、人事院が令和8年8月に4.70月分への引上げを勧告しており、多くの自治体は国の改定にあわせて条例を改めます。地方公務員の支給日の例は公務員のボーナスにまとめていて、消防士の支給日も勤める自治体の条例で決まります。

消防士と他の地方公務員の比較

消防士の年収の推計を、総務省の同じ表の主な職種と並べました。消防職以外の職種の名前を押すと、それぞれの職業のページに進みます。

職種(地方公務員)年収(推計)平均給与月額期末・勤勉手当平均年齢職員数
一般行政職667.0万円413,968円1,702,670円42.0歳881,517人
消防職681.3万円426,274円1,697,349円38.9歳165,253人
警察職779.0万円494,513円1,855,952円39.4歳258,616人
小・中学校(幼稚園)教育職694.7万円424,411円1,853,603円41.3歳605,911人
高等学校(特別支援・専修・各種学校)教育職722.3万円442,668円1,910,963円44.5歳234,789人
全職種689.0万円428,589円1,747,390円41.8歳2,811,519人

消防士の仕事と給与のしくみ

消防は市町村が責任を持つ事務とされていて(消防組織法第6条)、消防士の多くは市町村や、市町村が共同で設ける一部事務組合の職員です。

消防士の給料は、勤める自治体の条例で定める給料表で決まり、毎年の人事委員会の勧告や国の改定を受けて見直されます。年齢と経験年数に応じて号給が上がるため、消防職の平均年齢38.9歳も年収の水準に表れます。

消防士の手取りの目安

消防士の年収の推計681.3万円に近い年収680万円の手取りは、40歳未満の独身で年5,199,836円、40〜64歳では年5,161,804円です。消防士は共済組合に入るため、手取りは会社員(協会けんぽ・東京都)の計算とは保険料率の分だけ少し違います。

よくある質問

消防士の年収はいくらですか?
総務省の令和7年の調査から推計すると、消防士(消防職)の年収は681.3万円です。消防職の年収そのものは総務省が公表していないため、平均給与月額と期末・勤勉手当から出しています。
消防士の初任給や年齢別の年収はわかりますか?
総務省の消防職の数字は職種全体の平均だけで、年齢別には分かれていません。消防士の初任給は、採用する自治体の募集案内に書かれています。

出典と前提

最終確認日 2026年10月31日。平均年収の数字は公的統計の平均で、個人の年収を決めるものではありません。民間の職業は事業所に雇われている人の調査で、自分で事務所や店を開いている人は入っていません。公務員の年収は人事院の公表値か、総務省の月額と期末・勤勉手当から出した推計です。手取りは、このサイトの年収別 手取り早見表と同じ計算(東京都・独身の会社員)による目安です。