そろばんノート

職業別の平均年収

公務員の平均年収(国家公務員・地方公務員)

国家公務員は人事院、地方公務員は総務省の公表している数字から、年収と月給・ボーナスを並べました。

この内容は2026年10月31日時点のものです。

最終確認日 2026年10月31日

国家公務員(行政職俸給表(一))の平均年間給与は712.3万円です。人事院が令和8年の勧告とあわせて公表した「国家公務員モデル給与例」の全体平均(勧告前)の額で、期末・勤勉手当は年4.65月分の水準です。

期末・勤勉手当は平均給与月額ではなく俸給や地域手当などを基礎に計算する(住居手当などは入らない)ため、この年間給与は、平均給与月額428,451円の16.65か月分(713.4万円)とは一致しません。地方公務員の一般行政職は、総務省の「令和7年 地方公務員給与実態調査(地方公務員給与の実態)」から推計すると667.0万円(平均給与月額413,968円、平均年齢42.0歳)です。公務員の数字は、国と地方で調べた時点と含む手当が違うため、横に並べるときは別の数字として読んでください。

国家公務員(行政職俸給表(一))地方公務員(一般行政職)
年収712.3万円667.0万円
年収の出し方人事院の公表値推計
月の給与(平均給与月額)428,451円413,968円
期末・勤勉手当年4.65月分1,702,670円
平均年齢41.7歳42.0歳
人数139,564人881,517人
時点令和8年4月令和7年4月

地方公務員の年収(推計) = 平均給与月額 × 12 + 期末・勤勉手当(1人当たりの年額)

平均給与月額は令和7年4月分の給料と諸手当(時間外勤務手当などの4月の実績と通勤手当を含み、期末・勤勉手当と寒冷地手当は含まない)。期末・勤勉手当は令和6年度に支給された1人当たりの年額。総務省は職種別の年収を公表していないため、このサイトで推計しています。

民間の全職種の平均(厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」、一般労働者・男女計): 年収545.6万円(きまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額)、月の給与370,500円、平均年齢44.4歳

国家公務員の給与の内訳

国家公務員の平均給与月額428,451円のうち、俸給は342,178円、地域手当などは45,912円です。人事院の平均給与月額には、超過勤務手当と通勤手当、期末・勤勉手当は入っていません。行政職俸給表(一)の職員の平均経験年数は19.4年です。

国家公務員(行政職(一))の月の給与月額
俸給342,178円
地域手当等45,912円
俸給の特別調整額12,583円
扶養手当7,841円
住居手当8,190円
その他11,747円
合計428,451円

国家公務員のボーナス(期末・勤勉手当)

国家公務員の期末・勤勉手当は、現行の法律で年4.65月分です。人事院は、民間の特別給が年4.72月分だったことから、令和8年8月に4.70月分への引上げを勧告しました。4.70月分への引上げは勧告で、給与法の改正案は国会で審議中(2026年10月31日時点)。現行の法律の年間支給月数は4.65月分。

勧告どおりに改定されると、人事院のモデル給与例の全体平均は月額443,507円、年間給与739.0万円になります。支給日と月数の内訳は公務員のボーナスにまとめています。

国家公務員の前の年との比較

行政職俸給表(一)の平均給与月額は、令和7年4月の414,480円から令和8年4月の428,451円へ13,971円増えました。モデル給与例の全体平均の年間給与は、令和7年の688.0万円から令和8年の712.3万円になっています(いずれも勧告前の額)。

地方公務員(一般行政職)の団体区分別

一般行政職の年収の推計は、指定都市の717.4万円がいちばん高く、町村の600.4万円がいちばん低くなっています。差の117.1万円には、地域手当などの諸手当の違い(指定都市114,036円、町村54,464円)が大きく表れています。

団体区分(一般行政職)年収(推計)平均給与月額期末・勤勉手当平均年齢職員数
都道府県675.4万円420,139円1,711,846円42.3歳268,730人
指定都市717.4万円445,629円1,826,873円41.9歳106,725人
市658.2万円408,453円1,680,075円42.3歳366,116人
町村600.4万円370,910円1,552,952円41.6歳87,467人
特別区706.6万円434,733円1,849,329円39.5歳40,578人
0万200万400万600万800万都道府県指定都市市町村特別区
地方公務員(一般行政職)の団体区分別の年収の推計(令和7年、万円)

職種別の地方公務員

地方公務員の主な職種の年収の推計です。消防職、警察職、教育職は、それぞれの職業のページで給料と諸手当の内訳を載せています。

職種(地方公務員)年収(推計)平均給与月額期末・勤勉手当平均年齢職員数
一般行政職667.0万円413,968円1,702,670円42.0歳881,517人
消防職681.3万円426,274円1,697,349円38.9歳165,253人
警察職779.0万円494,513円1,855,952円39.4歳258,616人
小・中学校(幼稚園)教育職694.7万円424,411円1,853,603円41.3歳605,911人
高等学校(特別支援・専修・各種学校)教育職722.3万円442,668円1,910,963円44.5歳234,789人
全職種689.0万円428,589円1,747,390円41.8歳2,811,519人

公務員と民間の平均の違い

民間の全職種の平均(厚生労働省の賃金構造基本統計調査)は545.6万円で、国家公務員の年間給与712.3万円、地方公務員の一般行政職の推計667.0万円より低くなっています。

民間の数字はパートなどの短時間労働者を除いた10人以上の事業所の平均で、公務員の数字とは対象の年齢構成や学歴、勤続年数が違います。国家公務員の給与は、人事院が従業員50人以上の民間の事業所の給与と比べて勧告する仕組みで決まります。

国家公務員の手取りの目安

国家公務員の年間給与712.3万円に近い年収710万円の手取りは、40歳未満の独身で年5,381,252円、40〜64歳では年5,341,204円です。公務員は共済組合に入るため、会社員(協会けんぽ・東京都)の計算とは保険料率の分だけ少し違います。

よくある質問

国家公務員の平均年収はいくらですか?
人事院のモデル給与例では、行政職俸給表(一)の全体平均の年間給与は712.3万円です(令和8年の勧告前の額で、期末・勤勉手当は年4.65月分の水準)。
地方公務員の平均年収はいくらですか?
総務省は年収を公表していないため、平均給与月額と期末・勤勉手当から推計すると、一般行政職で667.0万円、地方公務員の全職種で689.0万円です。

出典と前提

最終確認日 2026年10月31日。平均年収の数字は公的統計の平均で、個人の年収を決めるものではありません。民間の職業は事業所に雇われている人の調査で、自分で事務所や店を開いている人は入っていません。公務員の年収は人事院の公表値か、総務省の月額と期末・勤勉手当から出した推計です。手取りは、このサイトの年収別 手取り早見表と同じ計算(東京都・独身の会社員)による目安です。