そろばんノート

退職後の手続きとお金

離職票はいつ届く?

雇用保険法施行規則と厚生労働省の案内による一般的な説明。

最終確認日 2026年10月14日

会社は、従業員が退職すると、雇用保険の資格喪失届と離職証明書をハローワークに出します。雇用保険法施行規則第7条では、被保険者でなくなった日の翌日から10日以内に提出することになっていて、厚生労働省は「離職日の翌々日から10日以内」と案内しています(厚生労働省)。ハローワークが離職票を発行し、会社を通して本人に届くので、一般的には退職から10日から2週間ほどで届きます。

離職票が届かないとき

厚生労働省は、離職票の交付を希望すると会社に伝えているのに、離職日の翌々日から10日を過ぎても届かない場合は、会社に処理状況を確認するよう案内しています。59歳以上の人は、本人が希望しなくても離職票が交付されます。会社が手続きをしてくれない場合は、会社の所在地を管轄するハローワークに相談できます。

失業給付の手続きは離職票がないとできないため、届くのが遅れるとその分給付も遅れます。退職の前に、離職票が必要であることと、送り先の住所を会社に伝えておくと安心です。

離職理由が違うとき

離職票には、会社が書いた離職理由が載っています。自分の認識と違う場合は、離職票の「離職者本人の判断」の欄で異議ありとし、ハローワークで申し立てます。ハローワークは、本人と会社の主張や証拠書類を確かめて離職理由を判定します。判定に不服があれば、処分を知った日の翌日から3か月以内に、都道府県労働局の雇用保険審査官に審査請求ができます(厚生労働省)。

離職理由は、失業給付の給付制限の有無や給付日数、国民健康保険料の非自発的失業者の軽減の対象になるかにも関わります。退職勧奨を受けた、雇い止めにあった、などの事情は、メールや書面などの記録を残しておくと申し立ての証拠になります。

離職票が届いた後の流れ

離職票(1と2の2枚)が届いたら、住んでいる地域のハローワークで求職の申込みをし、離職票を出して失業給付の受給資格の決定を受けます。7日間の待期の後、自己都合退職なら原則1か月の給付制限があり、その後の認定日から給付が始まります。国民健康保険の非自発的失業者の軽減は、このときに受け取る雇用保険受給資格者証を使って申請します。

よくある質問

離職票は自分で取りに行けますか?
会社がハローワークに手続きをした後、会社を通して届くのが一般的です。会社が手続きをしない場合は、ハローワークに相談してください。
転職先が決まっていても離職票はもらうべきですか?
すぐに次の会社で雇用保険に入る場合は必要ないことが多いですが、59歳以上の人には交付されます。迷う場合は受け取っておくと安心です。

離職票を受け取った後の期限

失業給付を受けられる期間は、原則として離職日の翌日から1年間です。離職票が届いたら、早めにハローワークで手続きをすると、受け取れる日数を使い切りやすくなります。

離職票に書かれていること

離職票-1には本人の情報と雇用保険の被保険者番号、離職票-2には離職前の賃金と離職理由が書かれています。賃金の欄は失業給付の日額の計算のもとになるので、給与明細と比べて違いがないかも確かめておきます。

計算の前提と出典

最終確認日 2026年10月14日。ここに出る金額と日付は、公表されている料率とルールで出した目安です。実際の保険料と税額は市区町村や保険者(協会けんぽ・健康保険組合)が、手続きの扱いは会社と各窓口が決めます。このページは、どなたかが対象になるかどうかを判断するものではありません。