そろばんノート

退職後の手続きとお金

離職票-1と離職票-2の違い

厚生労働省の案内による一般的な説明。様式の細部は届いた書類で確かめてください。

最終確認日 2026年10月15日

離職票は2枚で1組です。離職票-1は雇用保険の資格を失ったことを知らせる書類で、失業給付の振込先を書く欄があります。離職票-2は、辞める前の賃金と離職理由を記録した書類で、給付の日額と給付制限のあるなしを決めるもとになります(厚生労働省)。

離職票-1離職票-2
正式な名前雇用保険被保険者離職票-1(資格喪失確認通知書を兼ねる)雇用保険被保険者離職票-2
主に書かれていること氏名、被保険者番号、資格を失った日辞める前の賃金の支払状況、離職理由
本人が書くところ失業給付の振込先の口座など離職理由の欄の本人の判断と署名
確かめること氏名と番号、口座の書き方賃金の額と月数、会社が選んだ離職理由

離職票-1で見るところ

離職票-1では、氏名の漢字や生年月日、被保険者番号が正しいかを確かめます。振込先の金融機関の欄は、本人名義の普通預金の口座を書きます。ハローワークに出すときに通帳やキャッシュカードを見せて確かめることが多いので、書いた口座のものを持っていきます。

資格を失った日(離職日の翌日)も載っています。この日付は、国民健康保険や国民年金の手続きの起点にもなるので、退職日と1日ずれていることを知っておくと、ほかの書類と照らし合わせるときに迷いません。

離職票-2で見るところ

離職票-2の賃金の欄には、辞める前の月ごとの賃金の支払状況が並びます。給付の日額は、原則として離職前の6か月の賃金の合計を180で割った額から計算されるため、給与明細と比べて額や月数に違いがないかを確かめます。残業代や通勤手当が入っているかも見ておきます。

離職理由の欄には、会社が選んだ理由に印がついています。自己都合か、倒産や解雇などの会社都合か、契約期間の満了かによって、給付制限があるか、給付日数が何日になるかが変わります。

離職理由に異議があるとき

離職理由の欄には、本人が自分の判断を示して署名するところがあります。会社が選んだ理由と自分の認識が違う場合は、その旨を示したうえで、ハローワークで申し立てます。ハローワークは、本人と会社の両方の主張や、退職勧奨のメール、雇用契約書などの資料を確かめて、離職理由を判定します(厚生労働省)。

判定に納得できない場合は、処分を知った日の翌日から3か月以内に、都道府県労働局の雇用保険審査官に審査請求ができます。申し立ての前に、退職に至った経緯を日付順にメモにしておくと、窓口で説明しやすくなります。

ハローワークに出す前の準備

離職票-1の口座の欄を書いたら、2枚をそろえて、本人確認書類、マイナンバーがわかるもの、証明写真、口座の通帳かキャッシュカードと一緒にハローワークへ持っていきます。写真やマイナンバーの書類の扱いは、マイナンバーカードを持っているかどうかで変わるため、事前にハローワークの案内で確かめておくと安心です。

離職票-2の離職理由の欄に自分の判断を書く前に、会社から渡された退職届の控えや、退職の経緯がわかるメールを読み返しておきます。どの理由に当たるか迷うときは、印をつける前にハローワークの窓口で相談することもできます。

賃金の欄は、会社が賃金台帳をもとに書いています。休職や欠勤で賃金が少ない月がある人は、その月がどう扱われているかも見ておきます。

よくある質問

2枚のうち1枚しか届きません。
会社に、もう1枚がどうなっているかを確かめてください。ハローワークの手続きには2枚とも使います。
賃金の額が給与明細と違います。
どの月の額が違うかを書き出して、会社かハローワークに確かめてください。

計算の前提と出典

最終確認日 2026年10月15日。ここに出る金額と日付は、公表されている料率とルールで出した目安です。実際の保険料と税額は市区町村や保険者(協会けんぽ・健康保険組合)が、手続きの扱いは会社と各窓口が決めます。このページは、どなたかが対象になるかどうかを判断するものではありません。