社会保険料とは(いくら引かれるか)
社会保険料の5つの中身と、月給から引かれる額の内訳、会社負担をまとめました。
この内容は2026年10月31日時点のものです。
最終確認日 2026年10月31日
社会保険料は、健康保険・介護保険・子ども・子育て支援金・厚生年金・雇用保険の5つの保険料をまとめた呼び方です。会社員が給与から引かれる額は、東京都で月給30万円の場合、40歳未満で44,070円(給与の約14.7%)、40歳以上で46,500円(約15.5%)です。
このページでは、5つの保険料がそれぞれ何のためのもので、本人と会社がどう分けて負担しているかを説明します。金額は、協会けんぽと日本年金機構、厚生労働省が公表している令和8年度の料率で、社会保険料の計算と同じ計算で出しています。
| 保険 | 料率(令和8年度) | 負担のしかた |
|---|---|---|
| 健康保険 | 9.85%(東京都) | 本人と会社で半分ずつ |
| 介護保険(40〜64歳) | 1.62% | 本人と会社で半分ずつ |
| 子ども・子育て支援金 | 0.23% | 本人と会社で半分ずつ |
| 厚生年金 | 18.30% | 本人と会社で半分ずつ |
| 雇用保険(一般の事業) | 1,000分の13.5 | 本人1,000分の5、会社1,000分の8.5 |
5つの保険料の中身
健康保険は、病気やけがで病院にかかったときの医療費や、働けない間の給付に使われます。介護保険は40歳から64歳の人が健康保険と一緒に払い、介護が必要になったときのサービスを支えます。
子ども・子育て支援金は、令和8年4月分(5月納付分)から健康保険料と一緒に集められるようになった新しい負担です(こども家庭庁)。厚生年金は老後や障害、遺族の年金のため、雇用保険は失業したときや育児休業中の給付のための保険です。
月給30万円の内訳
東京都の協会けんぽに入っている40歳未満の人で、月給が30万円のときの内訳です。健康保険と厚生年金は、月給を当てはめた標準報酬月額(この例では300,000円)に料率をかけています。
会社負担は本人負担とほぼ同じ額で、雇用保険だけは会社の方が多く負担します。給与明細には本人負担の額だけが載るため、会社も同じくらい払っていることは見えにくくなっています。
本人負担の1円未満は、健康保険料と子ども・子育て支援金を合わせた額で1回だけ処理します(厚生労働省 Q&A)。会社負担の欄は、1円未満を切り捨てた1人分の目安です。
| 保険 | 本人負担 | 会社負担(目安) |
|---|---|---|
| 健康保険 | 14,775円 | 14,775円 |
| 子ども・子育て支援金 | 345円 | 345円 |
| 厚生年金 | 27,450円 | 27,450円 |
| 雇用保険 | 1,500円 | 2,550円 |
| 合計 | 44,070円 | 45,120円 |
年収で見るとき
本人負担を12か月分にすると、月給30万円の人で1年に528,840円です。賞与にも同じ料率で保険料がかかり、賞与の分は標準賞与額に料率をかけて計算します。
年収ごとの金額は社会保険料 早見表で、都道府県別に見られます。
高いと感じやすい理由
保険料は額面の給与にかかるため、手取りとの差がそのまま見えます。40歳になると介護保険料が加わり、令和8年4月分(5月納付分)からは子ども・子育て支援金も加わったので、同じ給与でも引かれる額が増えた人がいます。
また、健康保険と厚生年金の等級は4月から6月の給与の平均で決まり、9月から1年使われます。この3か月に残業が多かった人は、その後の1年は高い等級で引かれ続けます。決まり方は標準報酬月額とはで説明しています。
社会保険料のページ
自分の月給で計算するときは計算ツールを、等級の決まり方を知りたいときは標準報酬月額のページを使ってください。雇用保険と子ども・子育て支援金は、それぞれのページで料率と計算をくわしく扱っています。
よくある質問
- 社会保険料は給料の何%ですか?
- 協会けんぽの東京都で月給30万円なら、本人負担は40歳未満で約14.7%、40歳以上で約15.5%です。都道府県や年齢、健康保険組合かどうかで変わります。
- 会社も社会保険料を払っていますか?
- 健康保険、介護保険、子ども・子育て支援金、厚生年金は本人と会社で半分ずつ、雇用保険は会社の方が多く負担しています。
出典と前提
最終確認日 2026年10月31日。令和8年度の協会けんぽの料率と日本年金機構・厚生労働省の公表した料率で計算した目安です。健康保険組合に入っている人や、勤務先が特約で端数を別に扱う場合は、給与明細の額と違うことがあります。